• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

還暦の桜木紫乃、編集者への信頼

2025年05月15日

《居酒屋さくらぎ》は還暦のお祝いをしてもらった話。古い編集者からの手紙は「人の心を打つ一行を知っているゆえ、一行の無駄もない」といい、「ああこんな文章の達人に、くすぐられ騙してもらいながらやってきたんだなあ」と、しみじみしてみせる。桜木紫乃という作家と編集者の関係性、つまりは編集者への信頼が浮かび上がる。
 NHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」に出演している札幌出身の久保田紗友が、札幌放送局で11日に行われたトークショーに出演した。「べらぼう」の全国巡回展の一環。大河ドラマのテーマ曲を書いた作曲家のジョン・グラムも記事も。ここには書かれていないが、米国の作曲家で映画音楽を多く手がけたほか、ファイナル・ファンタジーなどのゲーム音楽でも知られているようだ。
《奏で人札響》はヴァイオリンの岡部亜希子。楽しそうに演奏する姿がフレッシュに見えてきたが、入団17年目とは驚き。小学生のころ、札響コンサートマスターの会田莉凡と同じ教室に通ったというのも奇遇だ。いずれも道新カルチャー面。

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