第15回ロケーションジャパン大賞のグランプリに、映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が選ばれ、20日に東京で授賞式が開かれた。全国から聖地巡礼の観光客が訪れている。道内関係の受賞は、大泉洋主演の映画『探偵はBARにいる3』以来。兄弟受賞。ロケツーリズムアワードは、北海道中央バスが企業大賞に。小樽天狗山ロープウエイがネットフリックスのドラマ『First Love 初恋』のロケ地になったことから。
羅臼出身のギタリストでシンガー・ソングライターの森大翔(やまと)が、2枚目のアルバム『Let It Grow』をリリース。札幌厚別高1年のときヤング・ギタリスト・オブ・ザ・イヤーで優勝した。デビュー曲『日々』は、谷川俊太郎の詩集『二十億光年の孤独』にインスピレーションを得て作詞したという。「デビュー前はギターしか弾けなかったので、粘り強くはいつくばって毎日歌や曲作りなどにトライしてきたことが少しずつ形になってきた」。《ステージ》は、イプセンを原作とし、斎藤歩が脚本・演出・音楽を担当した『民衆の敵』。民主主義とはなにかを考えさせる内容。主役の医師ストックマンは泉陽二。山田航の《札幌零景》は刑務所裏の記憶。サタデーどうしん《文化・エンタメ》。
札幌の男声合唱団ススキーノが結成20周年記念コンサートを、11月24日に札幌文化芸術劇場hitaruで開催する。池辺晋一郎に委嘱した新曲『昼夜、想う中也――中也の5つの詩』を演奏する。ススキーノの創設を報じたのはAtoCジャーナル子であった。20年前の最初の練習を取材に行き、指導者の長内勲に「あなたも歌いなさい」と発声練習させられたのをよく覚えている。
札幌の劇団Words of heartsは17〜20日にコンカリーニョでオリジナル劇『博士と過ごした無駄な毎日』を上演する。太平洋戦争末期に江別で木製戦闘機「キ106」が作られていた史実に基づく。《穂村弘の迷子手帳』は「或る夜の喧嘩」。いずれも道新カルチャー面。
北見市のピアソン記念館が建設から110年の節目を迎えた。野付牛を拠点にキリスト教の布教や奉仕活動に尽くしたピアソン夫妻が住んでいた。邸宅は2001年に北海道遺産に認定。NPO法人ピアソン会は、春先に道路や邸宅の周りを掃除する「冬あか一掃運動」を続けている。サタデーどうしん。
同じく文化・エンタメ面は、道内出身の同学年のアーティスト山崎あおいとsnowy(佐々木萌)が、北海道を舞台にした楽曲「White」を配信リリースした。MVは下川町で撮影した。小樽出身のシンガー・ソングライターFurui Rihoがセカンドアルバム『Love One Another』をリリースした。
札幌市は、サッポロファクトリーにあった「アイヌ文化PRコーナー」を、10月に地下鉄大通駅コンコースの大通交流拠点地下広場に移設する。アイヌ文化体験や工芸品購入ができる。広場にあった大通情報ステーションは3月で廃止する。地域に根付く食文化を認定する文化庁の「100年フード」に、石狩鍋が選ばれた。すでに釧路のそば、余市のひる貝カレー、帯広の豚丼が認定されている。道新札幌版。
道新カルチャー面。札幌出身のトライプレインがデビュー20周年を迎え、ベストアルバム2枚を同時発売し、47都道府県ツアーも行う。《金曜シネマ》は『COUNT ME IN 魂のリズム』。鹿追町を舞台にした映画『おしゃべりな写真館』が帯広に次いで札幌でも上映される。
道新カルチャー面は、3月で終了するSTV『ブギウギ専務』の上杉周大インタビュー。25歳から42歳まで17年間続いた。大空町に住む講談師・神田山陽が網走と札幌で朗読劇『キャンプ TO キャンプ〜想像力の届く果てまで』を上演する。山田航《札幌零景》は、南区川沿の元ボウリング場だった電器店。
道新社会面には、台湾先住民族の博物館「台湾原住民族文化圏区」の専属舞踊団「ナルワン音楽舞踏団」の特別公演が16、17日にウポポイで上演されるという記事。
PRコーナー」を、10月に地下鉄大通駅コンコースの大通交流拠点地下広場に移設する。アイヌ文化体験や工芸品購入ができる。広場にあった大通情報ステーションは3月で廃止する。地域に根付く食文化を認定する文化庁の「100年フード」に、石狩鍋が選ばれた。すでに釧路のそば、余市のひる貝カレー、帯広の豚丼が認定されている。道新札幌版。
道新カルチャー面。札幌出身のトライプレインがデビュー20周年を迎え、ベストアルバム2枚を同時発売し、47都道府県ツアーも行う。《金曜シネマ》は『COUNT ME IN 魂のリズム』。鹿追町を舞台にした映画『おしゃべりな写真館』が帯広に次いで札幌でも上映される。
道新カルチャー面は、旭川生まれの93歳のバリトン歌手川村英司が12月に札幌で演奏会「音楽に寄せて」を開いた。日本の童謡、ドイツ歌曲などを披露。安田菜津紀の《社会時評》、藤田睦美の《居酒屋小太郎物語》、天辰保文の《音楽アラカルト》第1154回。《音楽会》はマリンバの工藤瑠璃、上野岳のリサイタル。
道新札幌圏版。青森市在住の美術家恒永さくらが、北海道文化財団アートスペースで刺繍作品の個展を開いている。タイトルは「The Warp and woof of a whale of a tale ―経緯、その鯨ほどの余白」。
しばらく投稿がままならなかったが再開。
道新社会面。七飯町のサクラ研究家・浅利政利が35年前にポーランドに送った「紅豊」やチシマザクラ、ミヤマザクラの行方を探し当てた英国のジャーナリスト阿部菜穂子が、アウシュビッツ強制収容所で亡くなった神父の話を交えて著書『The Martyr and Red Kimono(殉教者と赤い着物)』として刊行する。
道新読書ナビに、佐川光晴『あけくれの少女』(集英社)の書評。広島県尾道市から、東京、高崎、太平洋上、浜松を転々としながら、諦めずに自分の道を探し続ける真記の生涯を追う。評は前野久美子。《訪問》は『アイヌもやもや』(303BOOKS)を書いた北原モッコトゥナシ北大教授。
道新カルチャー面は、公開中の映画『ゴールデンカムイ』の久保茂昭監督インタビュー。「明治時代や北海道をリアルに描けるかどうかが肝になる」と考え、撮影準備には一般的な邦画の2、3倍の時間をかけたという。北海道二期会が11月23、24日に札幌市教育文化会館で開くオペレッタ『こうもり』の制作発表を1月に行った。1964年設立で、今年が創立60周年。ドイツ語歌唱、せりふは日本語。川瀬賢太郎指揮の札響。《金曜シネマ》は『カラーパープル』。
道新社会面は、第14回ロケーションジャパン大賞の部門賞に、札幌でロケを行ったネットフリックスのドラマ『First Love 初恋』が選ばれた。池澤夏樹の新著『天はあおあお 野はひろびろ』(北海道新聞社)が17日に刊行される。札幌10区新聞では、道立三岸好太郎美術館の企画展『恋する画家の陶酔ざんまい』を紹介。ヴァイオリンのハーモニクス奏法の原理を数式で解明した、札幌開成中等教育学校の田中翔大の記事も。国際学生科学技術フェア(ISEF)で米音響学会賞1等賞などを受賞した。
沖縄出身で札幌で活躍した木版画家眞栄田義次(1952〜2017)の遺作展が、ギャラリーエッセ(札幌北区)で始まった。記事には抽象表現とあるが原発をテーマとした作品もあるそう。道新朝刊札幌版。
道新夕刊カルチャー面には、この秋に離農して下川町から道外へ転出する俳人鈴木牛後が寄稿。俳句と出会った経緯などを綴っている。どこへ移り、何を始めようとしているのか興味が湧くが……。同じ紙面の《ステージ》は、東京芸術劇場プレイハウスでの「Dance for Life 2023」公演を取り上げた。札幌出身の振付家・ダンサーの篠原聖一によるリサイタル。〈ドラマチックだったり、緻密で抽象的だったり。篠原の引き出しの多さに感服する。こうした貴重な試みを彼の故郷で見る機会がないのは、正直残念ではあるのだが〉と結ぶ。
道新朝刊の道央圏版に「ROOTS AND ARTS 白老文化芸術共創」始まるの記事。町内12ヶ所で、アーティスト5組と6つの企画展を開催中(10月6日まで)。梅田哲也などが参加。赤平市エルム高原リゾートでは23、24日に野外音楽ライブ「AKABIRA CAMP BREAK2020」を開催予定。真心ブラザーズ、フジファブリック、チャラン・ポ・ランタン、sumikaなど出演。
道新朝刊社会面。北大COIネクストが、多様性などをテーマとする中高生・高専生向けの短編小説を募集している。100〜5,000字と幅広い。