札幌市文化芸術基本計画 アーツカウンシルの設置を検討
2024年09月12日
札幌市が文化芸術基本計画を改定した(2024〜28年度)。第三者機関「アーツカウンシル」の設置検討や、課題整理に向けた実証実験に取り組むことを盛り込んだ。教育や福祉など芸術以外の分野の課題解決に芸術を役立てることを目指す。実証実験として、ダンスを障害者福祉施設や保育所で行う団体や、展覧会で廃棄される資材を他のイベントに提供する団体など6団体に補助金を出す。札幌市はこれまで「アーツカウンシルは失敗している事例も少なくない」として積極的ではなかったが、やっと基本計画に位置付けた形。とはいえ設置の「検討」。先は長い。道新札幌版。
道新カルチャー面。上野の森美術館で開かれている現代美術家5人の企画展「大地に耳をすます 気配と手ざわり」に、斜里町に移住した写真家・美術家の川村喜一がインスタレーションを、根室にもアトリエを構える榎本裕一が油彩を出品している。《展覧会》はイコロの森ミーツ・アート2024。《奏で人札響》はホルン奏者の島方晴康。ノースジャム・ピクニック・セッション開催の記事も。
札幌10区新聞。作家の見延典子は、清田区在住の長沼好博との共著『私たちのルーツ 能登から北海道へ 1950年(天正18)からの悠久』を刊行した。