- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
北海道シューマン協会が発足
2025年05月13日

道新カルチャー面。日本シューマン協会が昨年3月に解散したのを受けて、その札幌支部が北海道シューマン協会と看板を変えて再出発した。会長はピアニストの影山裕子。6月1日にはふきのとうホールで演奏会「音で綴るシューマンの歩み」を行う。定期演奏会「シューマニアーデ」の8回目。カルチャー面では珍しく、6月の韓国大統領選に向けた識者の談話が掲載されている。大阪産業大准教授の崔誠姫(チェ・ソンヒ)が札幌出身という縁だろう。《社会時評》の安田菜津紀は、1年前の水俣病患者団体と環境相の懇談で、国側が患者団体メンバーの発言を3分で遮り、マイクを切った不誠実な対応を改めて取り上げて批判している。
朝日新聞社会面には、昨年11月に亡くなった谷川俊太郎のお別れの会の記事。吉増剛造、阿川佐和子、池澤夏樹らがあいさつ。池澤は「孤独をしなやかに生きる。その谷川さんの姿勢を身につけたかった。谷川さんの背中はもうみえません。でも、あのあたりで天に昇ったという、その場所はわかっています。そちらに向かって歩いていきます」と語り、追悼の詩を披露した。QRコードで池澤の詩の全文が読めるとあるが、デジタル有料会員のみのようで残念。