• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

札幌工業高に百年記念塔設計の井口健記念室

2025年03月29日

 2023年に解体された北海道百年記念塔(札幌厚別区)の設計者、故井口健の記念室が母校の札幌工業高校に4月10日オープンする。記念塔の模型やジオラマを展示する。井口が29歳のときにコンペに応募した作品。解体をめぐって議論百出したが、当初はアイヌ民族を慰霊するモニュメントも構想にあったことを考えれば、結果として理念と現実のはざまで迷惑を被ったのはアイヌ民族と設計者自身ではなかったか。道新札幌圏版。
 サタデーどうしんの文化・エンタメ面。きむらゆういちの文と旭川のあべ弘士によるロングセラー絵本『あらしのよるに』の新シリーズが刊行された。『あいことばはあらしのよるに』(講談社)は、第1巻刊行から30年、前作から20年という。演劇集団「マームとジプシー」を主宰する伊達出身の劇作家藤田貴大が、新作『Curtain Call』を都内で5月に上演する。世界の8000メートル級14座の登頂に成功した写真家の石川直樹が写真展「With the Whole Earth Below」をゴールドウイン東京本社で開いている。4月20日まで。
 第8回井上靖記念文化賞に、アイヌ語研究でも知られる言語学者の中川裕(千葉大名誉教授)、ノーベル賞作家ハン・ガンの翻訳で脚光を浴びた翻訳家の斎藤真理子が選ばれた。旭川で5月に講演会と贈呈式。道新社会面。

 朝日新聞北海道面。以前にも記事があった(媒体を書き漏らしていた。朝日か道新か)はずだが、斜里町立図書館が取り組んでいる「YAコミュ板」の紹介。中高生と無名の「図書館の人」のユニークなキャッチボールが楽しい。こういう人生相談が好き。

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