- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
北大路公子が新刊『キミコのよろよろ養生記』
2025年03月15日

サタデーどうしんの文化・エンタメ面。札幌の作家・北大路公子の新刊エッセイ『キミコのよろよろ養生記』(集英社)を大きく取り上げた。乳がん治療を経験した作家が、化学療法の副作用やリハビリ体験などをゆるゆると綴る。「闘病記と言っても患者ごとに病状も治療も違うので、私がエッセーで切り込むのは違うから、と。治療が終わった後、自分の体力や気力が回復する過程なら書けると思った」。キミコ節が変わらずうれしい。《展覧会》は北翔大学札幌円山キャンパスで開催されている「Work in Progress 12 Beyond Boundaries 境界を超えて」。評・梁井朗。山田航の《札幌零景》は白石停車場通。