- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
伊与原新の「星隕つ駅逓」と白滝
2025年01月23日
朝日新聞は、直木賞の伊与原新と、『藍を継ぐ海』収録の短編「星隕(お)つ駅逓」で舞台にした遠軽・白滝の農家江面(えづら)陽子とのオンライン対談を掲載している。短編集を通じては「継承」がテーマという。
札幌の写真家山本和龍美(わたつみ)が、北区北28西4に「写真とアートのギャラリー みどりの日記」を開設する。内装が未完のまま21日にオープンし、完成までの過程を楽しんでもらうという。28日から2人展を開催する。道新札幌圏版。
同じくカルチャー面には、第172回芥川賞・直木賞の選考を振り返る記事。芥川賞は鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』が票を集め、安堂ホセ『DTOPIA』がそれに次いだ。乗代雄介『二十四五』は「実質3位」。直木賞は伊与原新『藍を継ぐ海』が圧倒的だったという。中島岳志《論壇時評》は中居正広問題。あらためてオールドメディアの体質を批判する。《音楽会》は札響第19回hitaru定期。エヴァ・ゲヴォルギヤンによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲など。25、26日の第666回定期や小樽ニューイヤーでの桐原宗生によるコルンゴルト協奏曲など札響紙面。