• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

波多野睦美リサイタル

2024年06月21日

 6月21日のACA設立を機に、AtoCジャーナル子が鑑賞/観賞した音楽会や展覧会その他の話題も、ぼちぼちと。
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〈波多野睦美リサイタル サイレント・ヌーン〉札幌・ふきのとうホール
 19世紀末のロンドン。王立音楽大学で作曲を教えていたスタンフォードにまつわる時代と作曲家の楽曲を、メゾソプラノの波多野睦美が歌う。ブラームス、ヴォーン・ウィリアムズ、クィルター、ガーニーなどスタンフォードに連なる作曲家を紹介した。波多野の声の美しさと音域に応じた確かなコントロールが光った。最後に取り上げたブリテン編曲のイギリス民謡3曲のうち、『木々は高く育ち』が圧巻だった。ピアノは影山裕子。ソロで演奏したブラームス『間奏曲』、ガーニー『ノクターン』も秀逸だった。プログラムの訳詩、解説は本堂知彦。

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