- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
苫工高がアイヌ文様入り日本刀を制作
2023年10月12日
苫小牧工業高校の教諭と生徒が「たたら製鉄」で精製した鉄を原料とし、刀身にアイヌ文様を彫刻した日本刀が作られた。道新社会面の記事。全長40センチ、刀身30センチ。刀は苫工の実習担任教諭の柴野希生(まれお)、アイヌ文様の彫刻は平取町二風谷の関根真紀。刀を製作したのは岡山県の刀匠だったというのが惜しいが、取り組みの趣旨がいい。
同じくカルチャー面。本郷新記念札幌彫刻賞は中札内村の藤原千也(かずや)の『太陽のふね』に決まった。樹木、樹皮、鉄を使い、地中に大部分が埋まった巨木を表現している。来年5月から札幌芸術の森美術館中庭に展示される。