• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

『北海道の生活史』刊行記念会見/北方領土記録集は復刊

2026年02月07日

 北海道新聞社から1月に刊行された『北海道の生活史』の出版記念記者会見と展示会(2〜6日)が、道庁赤れんが庁舎で開かれた。150人が身近な人の人生を聞いて1万字に書き起こすスタイル。東京、沖縄、大阪に続く4冊目。コープさっぽろ(大見英明理事長)が設立60周年記念事業として刊行を提案した。各地でプロジェクトに取り組む岸政彦・京都大大学院教授は「テーマを決めたり聞き出したりするのでなく、雑談のように何でも聞き、相手が脱線しても遮らずに、ひたすら聞くことに徹してくれとお願いした」。北海道の生活史の特徴を「経済的にも自然環境的にも大変苦労された方が多い。それを明るくあっけらかんと語っている」と述べた。
 札幌のインテリアデザイナー長谷川演(ひろむ)が、北大路魯山人や河井寛次郎ら陶芸の巨匠による酒器のエピソードをまとめた『さけのみの宇宙』(アトリエテンマ)を刊行した。月刊誌「O.tone」に連載したエッセーから。
 いずれもサタデーどうしんの文化・エンタメ面。
 道新社会面。根室市は1970年に刊行した『北方領土 終戦前後の記録集』(全2巻)を、戦後80年事業として再編集し、「北方領土の日」の7日に復刊する。元島民や武装解除に応じた日本兵ら24人の証言に、現在の元島民の手記なども加えた。B5判465ページ。

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