- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
引き揚げ家族をモチーフに 絵本『カラフトのかけら』
2026年01月09日

旧樺太(サハリン)で日本とロシアの少女が交流する姿を描いた絵本『カラフトのかけら』が、ロシアで昨年出版された。著者はイタリアのラベンナ在住のエレーナ・ゴロワノワ。同地に住む札幌出身の友人の父が、終戦期のソ連侵攻によってユジノサハリンスクから引き揚げており、その歴史を聞いたことが執筆のきっかけ。引き揚げの際に、ウサギの絵が描かれた湯呑みを森に埋めた日本人の少女。80年後、その孫娘はサハリンを旅行して仲良くなった現地の少女から、ウサギの絵が描かれた陶磁器のかけらで作った首飾りをもらう―。道新社会面。