• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

『北海道牛飼い抄』の中紙輝一の戦争体験

2025年11月18日

 道新カルチャー面の《戦後80年》随時連載では、小説『北海道牛飼い抄』を書いた帯広の農民作家・中紙輝一による戦争体験の手記を紹介した。作品が収録された単行本のあとがきに、「私はこれを書かなければ生きてうゆく力が見いだせないほど、ひどく追いつめられ、疲れはてた状態だった」と書いている。十勝管内のアイヌ民族・長浜清蔵が残した英雄叙事詩や散文説話の音声記録をもとにした『長濱清蔵のアイヌ語 十勝地方の物語』(図書出版みぎわ)が刊行され、1日に北海道博物館で著者らによる講演会が開かれた。道新連載の『新・北のうた暦』3000回を記念する連載では、俳人の五十嵐秀彦が長く続く連載で「日常生活のさらに奥に自分を見る」目もあると気づいたと書いている。会社員からサックス奏者となって20年の札幌の蛇池雅人の紹介。

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