• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

『北海道現代史』の編纂方針

2025年10月29日

 北海道新聞札幌圏版《はなし抄》。今年3月刊行の「北海道現代史」資料編1(政治・行政)の編纂に携わった東大大学院の前田亮介准教授。目指したこととして、①道央中心の歴史像を相対化する②戦後日本での北海道の位置付けを明確にする(中央省庁や各政党の党本部とも緊張関係にあった)③北東アジアの中の北海道の視点。〈(冷戦史の中の北海道は)社会党左派が強く、「反共」ながら、農業分野などでは自民党と同様の利益誘導の動きを取りました。イデオロギーよりも実利を取りました〉。7月からは一部を除き、インターネットで閲覧できるデジタル版も公開している。
北海道のHPより
〈既刊資料編 デジタル版〉
 ◆ 北海道現代史 資料編1(政治・行政)
  https://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/hokkaidoshi/shiryohen1/index.html外部のサイトに移動します
 ◆ 北海道現代史 資料編2(産業・経済)
  https://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/hokkaidoshi/shiryohen2/index.html外部のサイトに移動します
 ◆ 北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
  https://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/hokkaidoshi/shiryohen3/index.html外部のサイトに移動します

 北海道新聞文学賞は、創作・評論部門の本賞に大平しふる(旭川)『普通の幸福な夫婦』、詩部門本賞に吉野あづち(札幌)『家のない扉』。

stt