• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

SNSによるコミュニケーション

2025年08月26日

 道新カルチャー面は夏の対談。哲学者の永井玲衣、文芸評論家の三宅香帆が「コミュニケーションを考える」と題して語り合う。3回連載。SNSは断片的で、発信する人の心の奥底を聞くことができない。対話の面白さは、人と自分はなぜ違うのかを知ること。当たり前のようだが、そう考えない人も多いということ。栗山町出身の風刺画研究家、若林悠の『幕末<暗号>解読記』(晶文社)を紹介している。豊原国周の浮世絵連作「善悪鬼人鏡」には幕末の志士の名前などが暗号として隠されている。『尾形自来也』は、榎本武揚や咸臨丸事件を想起させるという。

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