- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
江戸期の木材と確認 江差かもめ島の係船柱
2025年06月30日

道新社会面。道南江差町の「かもめ島」に残された係船柱跡の木片が、江戸期のものだったことが判明した。北前船交易の記憶をとどめていることが裏付けられた。江差町教育委員会などが、木片を採取して年代測定したところ、円形の係船柱跡は1637〜1673年の江戸時代初期、角形穴は1727〜1810年の江戸中期のものであった。1982年に、江刺の経済を支えた北前船由来の資料として町の史跡指定されている。
同じ紙面には、環境省のレッドリストに掲載され、1977年の有珠山の噴火により絶滅したとされていたシダ類の「タカネハナワラビ」が、ひっそりと生息していたことが北大などの研究チームによって確認されたとの記事も。