能勢真美の従軍スケッチ見つかる

　画家の能勢真美（まさみ、1897〜1982）が千島に従軍して描いたスケッチ147点が新たに見つかり、遺族から札幌芸術の森美術館に寄贈された。縦20センチ、横30センチほどの紙に、兵士の姿や宿営地などが鉛筆やペンで描かれている。2023年に寄贈の申し出があり、同館が調べてきた。1943年に北千島、45年に南千島へ行き、択捉島で終戦を迎えた。シュムシュ島でのスケッチと見られる。道新社会面。
　サタデーどうしんの文化・エンタメ面の《展覧会》は、500m美術館の「北のfoundation―自然」展。前田明日美、井越有紀の作品などを取り上げ、意欲的な企画であるとした一方で、公立美術館の多くが現代アートシーンに冷淡なことを批判する。評は美術ライターの梁井朗。