- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
歌人の松川洋子追悼
2025年04月10日

昨年12月に97歳で亡くなった札幌の歌人松川洋子を悼む特集や寄稿が、長く在籍した歌誌「原始林」や「角川短歌」「短歌研究」、主宰した「太郎と花子」などに相次いで掲載されている。函館市出身で、庁立高女(札幌北高)在籍中に短歌を始めたのでキャリアは70年を超えた。歌人の桑原憂太郎は「中城ふみ子亡き後、北海道の女流歌人の第一人者として道内短歌界を牽引した」と話す。
札幌の詩人・三角みづ紀と、東京/新冠町を行き来する詩人・御徒町凧が選ぶ第1回道産詩(どさんし)賞が、中筋智絵の詩集『札幌 払暁』に決まった。御徒町がプロデューサーを務める日高のウェブマガジン「Hi-MAG」1周年を記念して創設した。
いずれも道新カルチャー面。