- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
国松希根太、亡き父明日香を語る
2025年04月26日

サタデーどうしんの文化・エンタメ面。白老の旧校舎を活用したアトリエを拠点に活動する彫刻家の国松希根太が2024年11月に刊行した作品集『国松希根太 この地で息吹く』(求龍堂)を紹介。1986年に閉校した旧飛生小学校の校舎を彫刻家の父・国松明日香が使っていたことが、この地(飛生)との出会い。平面の『HORIZON』、SIAF2024にも出展した『WORMHOLE』などを露口啓二らが撮影。写真家の石川直樹、ウポポイ学芸員の立石信一、美術家の奈良美智が寄稿している。
同じ紙面では、3月に77歳で亡くなった父明日香について語ったインタビューも。「父の背中や作品そのものから学びました。ずっしりと重厚なイメージの初期作品から、その後は線と面で軽やかな感覚を表すなど、常に表現が変化するので新しい作品を見るのが楽しみでした」
北海道文化財団が2024年度の北海道戯曲賞、アート選奨K基金賞の贈呈式を行った。道内の文化に貢献し、敬愛すべき個人や団体を顕彰するK基金賞は、NPO法人コンカリーニョ理事長の斎藤ちずに贈られた。
道新社会面。丸木位里・俊夫妻の『沖縄戦の図』を題材にしたドキュメンタリー映画の上映会が、しらおい創造空間「蔵」で6月15日に開かれる。沖縄の読谷村出身で、白老町に書店「またたび文庫」を構える羽地夕夏が企画した。映画『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』は佐喜眞美術館などが2023年に製作した。