- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
28日から『そして、アイヌ』道内公開
2025年03月28日

道新カルチャー面。ドキュメンタリー映画『そして、アイヌ』が、15日の東京公開に次いで、28日から道内でも順次公開される。都内のアイヌ創作料理店「ハルコロ」を経営しながら、アイヌ文化を伝承してきた釧路市出身の宇佐照代の日常や、店に集う人々を通じて現実を見つめる。監督は大宮浩一。
《金曜シネマ》は、美深町出身の写真家深瀬昌久(1934〜2012)の生涯をモチーフとした『レイブンズ』。監督は英国のマーク・ギル監督。1960〜70年代の日本の社会や文化をリサーチして映画に反映しているという。
15日に開かれたKitaraと札幌音楽家協議会による演奏会「札幌の音彩(ねいろ)Ⅱ」も紹介されている。札幌出身の指揮者横山奏が、協議会室内オーケストラ・合唱団を指揮した。
映画監督の篠田正浩が25日、94歳で死去した。
朝日新聞の古川日出男による《文芸時評》が最終回。2年間担当した締めの言葉に共感する。「それまでの文学(近代文学)は終焉して、新しい文学の種を蒔いている書き手は何人もいた。しかし土壌がない。彼ら彼女らは舗装道路の上に種を蒔いている。自分としては文芸誌と文芸ジャーナリズムに〝土〟になってもらいたい。視野狭窄はやめてもらいたい。単に足元のアスファルトを剥げばいいのだ」