- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
音楽=芸術=美 と思っていませんか?――渡辺裕寄稿
2025年03月26日

朝日新聞教育面に、音楽学者・渡辺裕の興味深い寄稿。「音楽に政治を持ち込むな」論は、音楽=芸術作品を純粋に鑑賞すべきだという「西洋的芸術観」がわれわれの感性を規定していることの証という。
「文化と聞くと、高級なものという固定観念があり、美的な価値に引っ張られた議論になりがちです。音楽なら、作品や演奏の芸術性の話に偏りがちになる」「文化は、様々な時代や地域の人々の、様々な立場からの関与で作り上げられてゆきます。音楽を文化として考えることは、作り上げられたものが、どのように意味や役割を変化させていくのかという側面で捉えることであり、そこに醍醐味があるのです」
「芸術」と「文化」を掲げるACAにも問いかけられ、ACAも問うていきたい言葉である。