- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
札響hitaru定期のユニークな演奏会広報
2025年03月25日

道新3面の《ひと2025》は札響事務局職員の柴崎麻里絵を紹介。札響hitaru定期の会場で、似顔絵と興味深いエピソードをホワイトボードに描いて演奏会を紹介してきた。大学では演劇学を学んだという。このところ札響会員向けメールマガジンの作品や指揮者の紹介が、通り一遍ではなく面白いと感じていたのは、この人の仕事かしら。
札幌在住の作家澤田展人(のぶひと)の小説集『アジアのヴィーナス』が刊行された。表題作など中短編4作品を掲載した。貧困や格差、差別、暴力に虐げられた人にまなざしを向けている。
中島岳志の《論壇時評》は、トランプ政権、ことにイーロン・マスクらテック・ビリオネア(シリコンバレーを根城にするスタートアップ経営者や億万長者の投資家)の影響を論じている。PayPalの共同創業者でもあるピーター・ティールら「テクノリバタリアン」が、民主主義を非効率的であるとしてリベラル勢力のポリティカル・コレクトネスを敵視することも、マスクやトランプに連なる動きとする。
社会面には、過去に研究者が無断で掘り起こしたアイヌ民族の遺骨の返還が課題になっているとの記事。英国で保管されていたことがわかり、行方が注目されていた遺骨も、民族共生象徴空間(ウポポイ)にいったん収めたものの、地元のアイヌ民族団体が高齢化などで慰霊式を執り行えないという事態も。当事者に任せきりにするのではなく、国が責任の取り方を考えるべきだ、との指摘がある。
朝日新聞北海道面には、財政難と運営に不手際で揺れた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が今年は「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」として開催されるとの記事。10月17日から20日まで。有志の会代表の中田圭監督は「映画祭は、映画ファンのものだが、地元の人たちのものでもある。映画人も地元の人もファンも、みんなが垣根を越えて映画を楽しむ。そんな映画祭を取り戻したい」と話す。至極真っ当。