- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
桜木紫乃『人生劇場』
2025年03月06日
道新カルチャー面。作家の桜木紫乃が長編小説『人生劇場』(徳間書店)を刊行した。父親がモデル。小説を書くことは「邦楽も何も分からない砂地を歩いて井戸を掘るようなもの」「小説を書くことが好き。歩いては掘り、歩いては掘りを続けていきたい」。佐々木譲の《現場に立つ 時空を超えて》は、オーバーツーリズム問題。スペイン北部のバスク地方で訪ねたレストランの「ヘミングウェイは来たことがありません」のエピソードがふるっていている。小田島本有評の《道内文学 創作・評論》は、喫茶店をモチーフにした小説ほか。札幌出身の映画監督近藤亮太による『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の話題。第2回日本ホラー映画大賞を受賞した。