- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
秋山和慶を悼む
2025年02月04日
道新カルチャー面は、元札響ミュージック・アドヴァイザー兼首席指揮者の秋山和慶を悼む記事。昨年9月の「鉄道コンサート」のひと幕を振り返った。音楽評論家の三浦洋は「古典派とロマン派が主軸だった札響定期に近代音楽を積極に取り入れ、ロシア・スクリャービンの難曲を情熱的に演奏したことが記憶に残る」と話した。人形浄瑠璃を上演する「さっぽろ人形浄瑠璃あしり座」は、30周年記念公演でオリジナル作品『大黒屋光太夫ロシア漂流記』を7〜9日に札幌市教育文化会館で上演する。人形劇師の沢則行が美術を担当した。全5段通しの上演は2001年以来。出版梓会の出版文化賞を受賞した亜璃西社、新聞社学芸文化賞を受賞した寿郎社が東京での贈呈式に出席した。五十嵐秀彦《道内文学 俳句》は、永野照子の新句集『遠いこだま』を論じた。hitaruのオペラプロジェクト『ドン・ジョヴァンニ』のハイライトコンサートが1月19日に開かれた。
次回の札幌国際芸術祭の概要が発表された。ディレクターを4人のチーム制とし、クリエイティブディレクターは前回2024年に続いて小川秀明、フェスティバルディレクターに細川麻沙美、スクールディレクターに漆崇博、スタジオディレクターは丸田知明。2027年1〜2月に開催予定。