• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

ゆうばりファンタ破産その後

2025年02月02日

 破産手続きに入ったNPO法人ゆうばりファンタの上田博和代表理事が取材に応え「不正を止めて、うみを出し切ることが代表理事としての責任だと、苦渋の決断をした」と述べた。一部理事からは独断と批判する声も出ているというが、代表理事が理事会から外され、代表印の不正使用や業者からの水増し請求なども確認されている。道新社会面。
 朝日新聞文化面では、地下鉄サリン事件30年を迎え、オウム真理教に関するドキュメンタリー映画がある森達也監督による《現場思考》。「社会は何か問題が起きると、一つの見方に染まりがちです。戦時中の日本やナチスドイツなど群れることで失敗した例はいくらでもあります。そうならないためには、まず、歴史を知ること。そして、集団で共有される見方を疑い、自分なりの視点を持つことが必要なのでしょう」とSNSにあふれる多数意見に流されがちな「大衆心理」に釘を刺す。

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