• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

芥川賞・直木賞発表

2025年01月16日

 第172回芥川賞・直木賞が15日に発表された。北海道ゆかりの朝倉かすみ、乗代雄介は受賞を逃した。芥川賞は安堂ホセ『DTOPIA』、鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』、直木賞は伊与原新『藍を継ぐ海』。
 余市町で撮影された映画『美晴に傘を』がサツゲキで24日から公開。納谷真大ら札幌の役者も出演している。アーサー・ビナード《言の葉工務店》は、鹿の話。JRの列車との衝突から、鹿の立場での独白をノートに書きつける。日本での「獣害」「駆除」という表現に難色を示しつつ、発情期を「攻撃的」と呼ばず「雌と結ばれるために危険を顧みず頑張るようになる」と捉える。《音楽会》はチェロ上野通明とピアノのホセ・ガルヤドのリサイタル(12月15日)。《音楽会》が軒並み1ヶ月遅れの掲載なのは気になる。道新カルチャー面。

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