- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
李恢成死去、89歳。
2025年01月14日
作家の李恢成が5日、89歳で死去。『地上生活者』は「群像」に2000年から2020年の第6部まで連載された。
道新カルチャー面。谷川俊太郎公認の私設記念館「俊カフェ」で昨年12月15日、店主古川奈央による詩の朗読イベントが行われた。谷川との対談集『ららら星のかなた』を刊行した伊藤比呂美による追悼原稿。谷川が「自分は傲慢だ」「他人に無関心だ」と語ったのを受けて「実は誰でもそういうダークな何かを持っている。傲慢さじゃなくてもいい。人が抱え込み、自分では否定したい、あるいは疑いたい何か。それがあるから人は自分を好きになれない。世界や宇宙の存在に対する根本的な疑問かもしれない。谷川さんはそれをすごく薄めた形で、言葉や言葉のすきまにちりばめた。無意識に気がつかなきゃわからないくらいん量だった」1月5日、Kitara大ホールでHBCジュニアオーケストラの創立60周年演奏会が開かれた。リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』、モーツァルトのファゴット協奏曲など。
朝日新聞北海道面では、直木賞候補となった朝倉かすみの武蔵女子短大時代の落語研究会の同期たちとの、いまも続く交流を伝えた。