- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
出版界 トーハンのHONYALに注目
2024年12月24日
出版界の一年を振り返る永江朗のインタビュー。経済産業省の書店復興プロジェクトチームが発足したが、課題を整理するにとどまった。トーハンの小規模書店支援サービス「HONYAL(ホンヤル)」に注目。札幌・南区のホテル「定山渓第一寶亭留翠山亭」の「風呂屋書店」の話題も。道内出版界は、キャンプ場ガイド版元のギミック、文芸書などの柏艪舎破産。明るいニュースとして、亜璃西社と寿郎社の出版文化賞、新聞社学芸文化賞受賞があった。中島岳志の《論壇時評》は、1995年の米兵による少女暴行事件、オウム真理教のサリン事件から30年の節目で、アメリカ、天皇、日本政府の三層構造への疑問と、主権の回復を論点とする。道新カルチャー面。
札幌在住の俳優早乙女宏美が、ノンフィクション『ストリップ劇場のある街、あった街』を寿郎社から刊行した。著者は都内やススキノの道頓堀劇場に出演していた踊り子でもあった。ススキノには1970年代に6つの劇場があったという。道新札幌圏版。