• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

荻田泰永『なぜ君は北極を歩かないのか』

2024年12月07日

 鷹栖町出身の北極冒険家・荻田泰永が、若者12人と北極圏を歩いた「冒険ウォーク」の記録を『君はなぜ北極を歩かないのか』を刊行した。2019年4月に、北極圏のカナダ北部バフィン島のパングニタングを出発し、そりで荷物を引いて29日間歩き、島内のクライドリバーまで約600キロを歩いた。「100年後に読んだ人が、100年前の極地探検がどんなものだったか分かるように記録したい」という信念のもと編んだという。ミュージカル『フランケンシュタイン』の製作記者会見が都内で行われ、道産子男子ユニット「NORD(ノール)」のメンバーでもある深川出身の島太星ら出演者が抱負を語った。いずれも《サタデーどうしん》文化・エンタメ面。
 ノーベル文学賞に決まった環kぽくの作家ハン・ガンが、ストックホルムで6日に会見した。韓国の尹錫悦大統領が「非常戒厳」を一時宣言した混乱について、「母国で起きたことを目にし、大変ショックを受けている」と話した。道新社会面。朝日新聞社会面には「今回の状況が(以前と)違うのは、すべてが生中継され、皆が見守ることができた点だ」「武力や強圧で言論を阻むやり方で統制する過去の状況に戻らないことを切に願っている」とも。
 小樽ロケで撮影された映画『ラブレター』の主演も務めた俳優の中山美穂が6日に54歳で死去。

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