• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

札響の新シーズンプログラム

2024年11月21日

 道新カルチャー面。札幌交響楽団の2025年度演奏会のプログラム。首席指揮者となるエリアス・グランディは、今年11月定期でマーラーの交響曲第1番『巨人』を披露、就任直後の来年4月は第2番『復活』を取り上げる。題して「マーラープロジェクト」。再来年1月・2月は『さすらう若人の歌』とR・シュトラウスの交響詩『英雄の生涯』、来年6月定期でR・シュトラウスの交響詩『ドン・キホーテ』を取り上げるのにも注目したい。
《奏で人・札響》はヴィオラの仁木彩子。桜木紫乃の《居酒屋さくらぎ》は、創作に当たっての心構え。〈紛れもない「小説」が一本仕上がったとき、作者がどんな泥にまみれてたっていいじゃないかと思う。そのときは、全身がバネのように自在に動いている。虚構の舞台で存分に踊ることができる――あとは踊ればいいのだ。〉

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