- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
大平まゆみが絵本『きりんのうた』を刊行
2024年10月24日
筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病中の大平まゆみが、絵本『きりんのうた』(北海道新聞社)を刊行する。元札響コンマスの大平は、2019年にALSを発症して退団して闘病中。音声合成ソフトボイスターで、AIR-G’のラジオ番組に出演している。動物園の園長が、戦地から逃れたキリンを迎えるに当たって、バイオリンの音が役割を果たし、キリンの歌が生まれるという物語。絵本作家ひだのかな代が絵を担当。音楽は大平の指示で、札幌出身の東京芸大大学院生山本真幸が編曲した。大平は「すべての子どもたちに平和と命の大切さを伝えたい」という。10月26日発売。道新社会面。