• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

作家の大崎善生が死去

2024年08月06日

『聖(さとし)の青春』『将棋の子』などで知られる作家の大崎善生が3日、66歳で死去した。札幌出身。2年前に下咽頭がんを患って闘病中だった。道新社会面。
 札幌の能楽愛好者団体「保親(やすちか)浦声会」が31日に、謡曲と仕舞いの会「初秋の会」をANAクラウンプラザホテル札幌で開く。観世流能楽師シテ方の浦田保親に指導を受けているグループで、人間国宝の大槻文蔵も出演する。道新札幌圏版。
 鹿児島を拠点とする劇団「どくんご」が、この夏で解散する。40年近く活動してきた。看板訳者の五月うかは釧路出身。五月は、地縁や血縁が薄い北海道の風土が「旅するテント劇団と親和性が高い」と話した。五十嵐秀彦の《道内文学 俳句》は俳句甲子園の話題。《音楽会》はエリアス・グランディ指揮のPMFオーケストラ公演(評は八木幸三)。恵庭出身、札幌在住のシンガー・ソングライター田高健太郎は21日にゼップサッポロで弾き語りライブを開く。いずれも道新カルチャー面。
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 北海道教育大岩見沢校のi-Hallで音楽会「立体音響による音の杜」を開催。アクースモニウム」という電子音響の演奏法を駆使して、リアルタイムの楽器の音や、あらかじめ録音した音を18個のスピーカーに割り当てる。学生が作曲した小品も多数。楽器を扱うようにフェーダーを操作する姿が新鮮だった。北爪裕道主宰のINTEG’LABが企画した。

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