• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

ゆうばり映画祭 開催地「未定」に

2024年07月29日

 道新社会面は、連日のゆうばり国際ファンタスティック映画祭報道。公式HPで会場が「未定」と発表された。夕張開催では、上映施設や映写機材などに1,000万円前後かかるのに対し、上映環境が整っている東京の方が開催経費は大幅に抑えられるとのこと。地域にこだわって開催してきたイベントを根底から揺さぶる事情と捉えることができる。
 他に世界遺産登録決定の佐渡金山で、戦時中に朝鮮人が過酷な労働環境で働いていたとする展示が、佐渡市の相川郷土博物館で始まったとの記事も。政府は「戦時の徴用は国際法上の強制労働には当たらない」との見解というが……。
 朝日新聞文化面。『ツミデミック』で直木賞を受賞した一穂ミチが、エッセーで「覆面作家」への「どうして顔を出さないのですか」という質問が「ちょっと困る」と書いている。声高にではなく「顔出し」が普通で「覆面」がイレギュラーであることへの違和感を表明した。

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