- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
近美リニューアル構想で〝討論〟
2024年07月17日
道新《水曜討論》。リニューアルが検討されている北海道立近代美術館について、元学芸副館長の佐藤友哉と金沢21世紀美術館長の長谷川祐子がそれぞれ論じた。佐藤は「美術館活動の基本は調査、研究、作品の収集と保管、展覧会や教育」とした上で、公立館の役割は「地域文化のためのユニバーサルな運営が期待される」「美術館活動の基本が担保されることが条件」「使命感とともに企画能力を持った学芸員の配置や育成も重要」と述べた。長谷川は21世紀美術館について「新たな出会いや発見がある場所にしたいという思いがあった」と述べる。レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』は「来場者が毎回違う体験ができる」という魅力を体現している。無料ゾーンには、自由に過ごせる心地よい場所がたくさんある。〈現代アートは未来に向けて新しい視点を示したり、方法を試みたり、未知のものを生み出してく表現活動です〉〈札幌を含めどこの地域の美術館も、来場者の満足度を体験のデザインという形で意識していくべきだと思います〉
北海道陶芸展・シニア陶芸展が16日から札幌市民ギャラリーで始まった。陶芸展の最高賞は砂川の田中和夫、シニア展は山下洋子が受賞した。道新社会面。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は、コンペ審査の遅れのため9月開催を10月開催に変更した。