- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
『ふてほど』は不適切か?
2024年03月15日
朝日新聞文化面は、宮藤官九郎作のドラマ『不適切にもほどがある!』をしっかり論じている。過剰なコンプライアンス、ポリティカルコレクトネスへの風刺やレトロなカルチャーへの一方的な賛美だけでなく、世代間の「常識」の差異を描いて考えさせるのだが、フェミニズムをはじめ社会的弱者の問題に長年かかわってきた研究者は「肯定か炎上かの二極化の方に寄与している」との受け止め。こうした記事を通じて議論が深まることこそ、クドカンの想定どおりだろう。
100歳の書家中野北溟がの作品を常設展示する「中野北溟記念室」を、札幌市が来年3月末までに教育文化会館2階に開設する。羽幌中央公民館の「書の北溟記念室」に続く施設。昨年5月に作品731点(評価額約13億6200万円)を寄贈していた。道新社会面。
道新カルチャー面の《金曜シネマ》は『デューン 猿の惑星PART2』。
札幌10区新聞には「北海道古文書解読サークル」が昨年、創立30周年を迎えたという話題。毎月第3土曜の午後に、かでる2・7に集まって解読を進めている。簾舞と近隣地区の歴史を綴った『簾舞・豊滝・砥山 百五十年史〜旧簾舞通行屋開設150年の歩み』が刊行された。簾舞地区まちづくり連合会がまとめた。