• 芸術文化日録(AtoCジャーナル)

アイヌ文化を体験してもらう努力

2023年10月22日

 本日も道新社会面はアイヌ文化の話題。秋サケの不漁で、白老町のアイヌ文化体験に影響が出ているとの記事。例年はウヨロ川上流でサケを捕まえてその場で解体し、命の大切さを伝えてきたが、18、20日の体験事業は、本物のサケの代わりに発泡スチロールを使った。東京では21日に、アイヌ文化伝承の意義や課題を考えるシンポジウムが、日本女子大で行われた。平取町の木村梨乃が、カムイユカラなど口承文芸を披露した。
《記者の視点》は、旧石器時代の黒曜石石器類が国宝指定を受けて4ヶ月。「国宝のある町」を育てていくための課題として、ガイド不足や白滝ジオパークの運営で露呈している問題などを挙げた。元井麻里子遠軽支局長。

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