- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
屈斜路地域のパリモモ祭り
2023年09月12日
地域固有のアイヌ文化を残すため、道内各地のアイヌ協会がさまざまな取り組みをしている。道新朝刊社会面の記事。弟子屈で開かれた「パリモモ(ウグイ)祭り」も屈斜路地域の固有の儀礼だという。道教大札幌校の百瀬響教授は、サハリン州に伝わる儀礼に使うイクニシ(捧酒箸)などを3Dプリンタで制作した。無形文化の将来を案じ、取り組みを進めているということ。
漫画『コブラ』で知られる旭川出身の寺沢武一が死去。集英社の発表で年齢も不明。北海道とは縁がないが、作曲家の西村朗も死去。69歳。
朝日新聞朝刊道内面。詩人三角みづ紀の《晴れても雨でもサニー》。夫と釧路を訪れて、湿原列車でつかの間の休息。特に事件があるわけでもなく、車内でのよしなしごとを語っているだけだが、そこはかとなく温かい。ゆったりと走る列車と、意外にせわしない「観光」の時間。
道新夕刊のカルチャー面では、札幌在住の堀きよ美が主催する「五月の会」による演劇「江戸吉原遊廓 扇屋〜花魁 白扇」の告知記事。23、24日にコンカリーニョ。脚本家の渋谷健一が堀のために書き下ろした時代もの。