- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
胆振東部地震の断水情報とラジオ
2023年09月08日
朝日新聞朝刊文化面の関東大震災100年の記事は、災害時のラジオの役割について。冒頭にHBCラジオのパーソナリティ山根あゆみの胆振東部地震のエピソードを伝えている。リスナーから大量の情報が届き、根拠の乏しい不確かな情報、具体的には「札幌が断水する」の扱いに困ったこと。即時に伝えられるのはネットやラジオの強みでもあり、リスクでもある。
朝日新聞夕刊1面の「筑摩書房ほぼすべてある図書館」の話題が面白い。長野県の塩尻市立図書館。創業者の古田晁(あきら、1906〜73)が塩尻市の出身で、その旧名は「筑摩地村」であったのが社名の由来だったと。生前に、すべての刊行物を寄贈していただけでなく、親族にもすべて献本していたそう。1994年度以降は、筑摩書房が全刊行物を献本している。ヒトが結ぶ縁に心が温まる。