- 芸術文化日録(AtoCジャーナル)
岡田敦『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』
2023年08月13日
道新朝刊の読書ナビ。河﨑秋子の《羊飼いの書棚から》では、岡田敦著『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』(インプレス)を紹介している。ユルリ島は根室半島の沖合にある無人島で、明治期に人が渡り、大正期から馬の放牧が行われていたという。岡田は写真と文で島の歴史と「今」を捉えた。筆者の河﨑もまた小説『颶風の王』でこの島の歴史を題材にしている。ところでユルリ島自体が道の天然記念物になっていることを初めて知った。魅力的な島だ。